パスポート用の写真を作る（GIMP）

パスポートは５年または１０年間使えます。写真くらい専門家に作って貰っても良いかと思います。しかし退職したシニアで写真を趣味としているなら、せめてパスポートの写真くらい自分で作りたいものです。GIMP（フォトショップでも同じ）を使ってパスポート用の写真を作ってみましょう（変な顔が何回も出てきて、すみません）。

    
見本（外務省、２３年６月）　　　　　　作成したもの

１．写真を写す
半身が入る程度の写真、眼鏡の反射がないこと、背景に雑多なものが写ってないこと。
大きなサイズで撮影した方が良いと思います（例は4352×3264）

２．出来上がりを想定して、大まかに切り抜く
印刷の解像度にして、写真サイズをｃｍ単位とする
　　

３．顔のサイズと全体の縦サイズを計測
顔が６.４４ｃｍ、写真縦サイズが１０.７ｃｍ

４．写真縮小割合の計算をする

見本顔（34ｍｍ）：写真顔（64.4ｍｍ）＝aaaaaaaaaa　　　a縮小縦サイズ：写真縦（107.5ｍｍ）

縮小縦サイズ ＝ aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa　　a見本顔（34）×  写真縦（107.5）÷  写真顔（64.4）

縮小サイズ ＝ 56.8 mm

５．写真縮小
サイズは高さと幅を連結させておき、高さを変える（例では56.8）

６．写真の顔のサイズが見本に一致
ガイド線を使い、写真のサイズを規定に切り抜く

７．パスポートサイズの写真が完成

８．４枚一組の写真とする
印画紙は一番小さいサイズでもＬ版なので、縦横２倍として４枚１組とする

先ずレイヤーを２倍にする

キャンバスをレイヤーに合わせる

元絵をコピーして４枚にする
元絵を右クリック、「不透明部分を選択に」をクリック、コピー。３回貼り付ける

３枚のコピーを移動して整列させる
　　

９．印刷
ＧＩＭＰで印刷
ＧＩＭＰから直接原寸で印刷できるようだ。しかし私の印刷器とは相性が悪いのかＡ４サイズにしか印刷できない（位置の調整をしても印刷が同じ位置のため）

Windowsフォトギャラリーから印刷
自動的に印刷用紙のサイズで印刷される。レイヤーとキャンバスをＬ判サイズに拡大し「ＪＰＧ」ファイルとし、写真が原寸サイズで印刷されるようにした

Ｌ判　—-　横、８９ｍｍ　　　縦、１２７ｍｍ