GIMP、簡単な画像選択(ファジー、色域選択)

オープンソースのフォトレタッチソフトGIMPでは、画像の選択切り抜き方法は、自由選択、ファジー選択、色域選択、電脳はさみ、前景抽出選択、パスからの選択と6つあります。切り抜く絵柄や内容により最適な選択方法を選んで使うことができます。既に何回か書いた気がしますが、ここではファジー選択と色域選択の違いを述べた後、色域選択を使って選択範囲の加算により選択範囲を作成してみます。

1.「ファジー選択」と「色域を選択」の違いは、周辺のみで選択するか、画面全体で選択するかです。
テスト用画像は単純化のため6色の模様のある画面を使いましたが、普通の写真でも任意の色の部分を選択することができます。                     テスト用画像
1-select GIMP選択円周色模様

「ファジー選択」ではクリックした場所でその色に似た色の範囲を選択します。よって似た色の部分がいろんな所にある場合に、ここの所の色だけを選択して抜き出し加工する場合に便利です(柿が沢山なっている時、特定の柿のみをより熟れたように見せるようにする場合などに使えます)
2-select

4-select

一方「色域を選択」では画面全体で似た色の部分を選択しますので、「空」全体を選択して別に写した「空」と入れ替えるなどの場合に便利です。
3-select

5-select

2.選択ツールオプションでしきい値の設定
「ファジー選択」、「色域を選択」において選択される色の幅は「しきい値」で設定できます。「しきい値」を小さくすれば選択される色の範囲が狭くなり、「しきい値」を大きくされすれば少し違った色も選択されるようになります。
次の図は「しきい値」が15と100で濃いブルー部分をクリックした場合の選択範囲の違いを示したものです(上の図はチャンネルマスクをかけた状態)。
「しきい値」は15.0 — クリックした濃いブルーのみが選択されます
6-select10-select

「しきい値」は100.0 — 濃いブルーに加え淡いブルーも選択されました7-select9-select

3.選択範囲を加算する
「ファジー選択」や「色域を選択」で行う範囲選択は半自動ですので、ワンクリックで思うような選択ができる場合は限られています。実際には何回もクリック選択して、選択範囲を加算したり、逆に差し引いたりしながらイメージに合うようにして選択範囲を作ります。
具体的には「空」を選択する場合、空には濃い空色の部分や淡い空、雲などが拡がっています。「しきい値」を大きくして選択色範囲を広げるより、「しきい値」は小さくして選択色範囲を狭くし、各色ごとの選択しその範囲を加えて行く方が良い場合もあります(この場合、ファジー選択がよりマッチします)。
ここは演習ですので、異なった色の、淡い空色暗い緑土色の図形を選択加算して、新たなレイヤーとしてみます。

1)第一の色で選択
「色域を選択」をクリックし①、選択モードは「新規」②、画面の淡いブルーの図形をクリック③
11-select

2)第二の色で選択、加算
選択モードを「加算」に①、次の土色の図形をクリック選択②、淡いブルーの図形の他、土色の図形も選択された
12-select

3)第三の色で選択、加算
画面の濃い緑の部分をクリック選択①、三色の部分が選択された13-select

4)コピーして貼り付け、フローティングレイヤーをレイヤー化する
三色で選択されたものが表示される
14-select

4.写真での実施例
空を切り取って自動で作成した空を入れた
キャプチャ

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