PC教室でのファイル交換(Windows8、7)はホームグループに参加しないで行なう

パソコン教室では、備付けと受講者などの持ち込みパソコンが混在し、OSもWindows8とWindows7が混在しています。この状態でファイルを交換する必要がある場合、一般的にはUSBなど外部メディアを介して行うことが多いと思います。
しかし最近はウィルスも多様化し、感染しても気が付かないままということも十分に考えられます。ウィルスに汚染されたUSBが教室で使われないとは限りません。また物理的にUSBを抜き差ししますので時間も多くかかります。
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セキュリティソフトの「リアルタイムチェックが効きやすいネットワークを介してのファイル交換がより安全な気がします。
ネットワークを介してのファイル交換は、メール添付、ホームグループOnedriveなどクラウド経由などいろいろありますが、少し面倒な気がします。

ここではパスワードを使わないで講座や同好会参加者が気軽に使える、昔ながらの「パブリックフォルダ」を介してのファイル交換について書いてみます。
パブリックフォルダとは


【パブリックフォルダを介してのファイル交換】


Windows8パソコンの設定
1.ホームグループへの参加取りやめ(ホームグループへ参加してなければ 次へ)
「PC設定の変更」→「ネットワーク」→「ホームグループ」から「参加をやめる」をクリック5-public

2.プライベートネットワーク確認
PC設定→ネットワーク→接続→接続済み→デバイスとコンテンツの検索が「オン」
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※ ホテルなどで使用する場合は、ネットワークは「ゲストまたはパブリック」に切替る(オフ)

3.「パブリックフォルダの共有」と「パスワード保護共有」
すべてのネットワークの設定で、「パブリックフォルダの共有」を有効にして、「パスワード保護共有」のチェックを外す。普通は「プライベート」と「ゲストまたはパブリック」の設定は何もしなくて良い。
「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」
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Windows7パソコンの設定
1.ホームグループへの参加終了(ホームグループへ参加してなければ、次へ)
コントロールパネル→ネットワークとインターネット→ホームグループ
ホームグループへの参加の終了をクリック、開いた参加終了画面で「ホームグループへの参加を終了します」をクリック
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2.ホームネットワークを社内ネットワークへ切替(既に社内ネットワークであれば、次へ)
コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」
ホームネットワークをクリックし、表示された画面で社内ネットワークをクリック
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 Windows7とWindows8では社内ネットワークの定義が違ってます

3.パスワードなしでパブリックフォルダの共有
コントロールパネル→ネットワークとインターネット→ネットワークと共有センター
「共有の詳細設定の変更」をクリック
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「ホームまたは社内」の設定変更(確認)—「すべてのネットワーク」設定はありません
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ファイル共有操作
Windows8でもWindows7同じ操作となります。デスクトップの「ネットワーク」から目的のパソコンを選んで、パブリックフォルダを開けばドラッグ&ドロップでファイルのやり取りができます。パスワードがないので不特定多数が参加する教室でのファイル交換に便利です

デスクトップの画面
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ネットワークをクリックし開くと、同じネットワーク内のパソコンが見えます2-public

「TETSUROU」が自分のパソコンですので、「TETSU-PC」(Windows7)をクリック、
TETSU-PC」のパブリックフォルダを開くことができます。
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何故か分からないが「 tetsu 」というユーザーフォルダが見えているので開いて見たが「デスクトップ」フォルダのみ存在、これを開いても空(実際の「 tetsu 」のデスクトップにはファイルやフォルダ、ショートカットもあるので、これは別物)
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同じように「TETSU-PC」(Windows7)から「TETSUROU」(Windows8)を開いてみるとパブリックフォルダのみが見える
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