GIMPにもシェイプエディターがあり、星や渦巻図形が簡単に描けます。慣れない性か、あまり積極的には使う気になりませんが、使ってみた範囲で書いてみます。
具体的な作業としてはシュトラウス像に後光を入れてみました(シュトラウスの姿を切り抜いて別レイヤーとしたGIMPファイルを公開してますので、興味のある方は試してみてください)。
1.シェイプエディターを使ってシュトラウス像に後光を入れる
1)「シュトラウス.xcf」を開いて背景レイヤーを選択。メニューの「フィルタ」→「下塗り」→「シェイプ」
2)開いた「シェイプエディター」画面でメニューの下の行にある☆マークを選択し、サイズを8(8角の星)とし、「色で塗りつぶす」を選択、色をブルーにする(ブルーの意味はありません、規定通りの白でOK).
3)8角の星を描く
シェイプエディター画面のシュトラウスの頭からドラッグすると、頭の部分を中心にした星が描かれる。
4)星の画像をより先鋭化した図形にする
下図のようにシェイプエディターで「一つのポイントを移動」を選び、中心の外側にある黒い四角「■」を中心にドラッグする
5)シェイプエディターで作られた画像をグラデーションで塗る
GIMPに作られたレイヤー「GFig」を選び、不透明範囲を選択範囲とし、選択範囲境界を適当にぼかし、ツールボックスの「ブレンド」から放射状に適当なグラデーションで塗る
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2.シェイプエディター操作の基本機能など
1)図の描き方
メニューの下の行にあるマークを選択することで描く形状を選ぶ(例では☆マークを選択)。
描かれる画像の中心は最初にクリックした点となり、ドラッグした範囲により大きさが決まる。やり直しはメニューの「編集」から5動作前までできる(5回以上にすることもできる)
2)画像の形状を変える
画像中心の他に操作点があれば操作点をドラッグして画像の形状を変えることができる。
星型ではサイズと先鋭度を変えることができる。
3)図形の移動
メニュー下の「移動マーク」を選び、図形中心の「■」をドラッグすると図形の移動ができる
4)別レイヤーに図形を描く
シェイプエディター内に一度に沢山の図形を描くことができるが、後の加工・処理を容易くするためレイヤーを分けて図形を書いた方が良い場合もある。
①シェイプエディターを閉じる、②次に背景など他のレイヤーを選択して、シェイプエディターを開く(フィルタ→下塗り→シェイプ)、同時に新たにシェイプエディターのレイヤーができる。③開いたシェイプエディターには前の図形が残っているので、「画像表示」のチェックを外し、前の図形を消す。