GIMPフォトレタッチ演習、空を再現し暗い堂内も明るく

人の眼の性能は長い開発の歴史?、生き物の進化の歴史をとおして数億年かけて改善されたもので、到底カメラの及ぶものではありません。カメラで写したものが、実際に見たように表現されてないことが多々あります。ここにフォトレタッチの出番があります。
白く飛んだ写真の明るい空を、実際に見た青空と雲の感じに修正。また暗く何も見えないお堂の中を実際に見た感じにしてみましょう。勿論カメラが良ければこんな修正の度合いは減ると思いますが、普通のデジカメではGIMPのフォトレタッチは大いに役立つと思います。

原画
IMG_5709
修正完成

【目で見たような青空に、お堂の中の仏様も明るく】
画像の加工をするときは原画で行ないましょう。大きなサイズほど多くの情報が残ってますので、より本物らしく再現ができます。
実際に使うサイズへ変更は、加工が終わった後で行ないましょう。(サンプル画像ダウンロード

1.読み込んだ画像レイヤーを複製する
複製は、レイヤーを右クリックし、表示されたドロップダウンロードフォルダから「レイヤーの複製」をクリック
1-空堂内

2.空の部分を選択する
1)青チャンネルを複製
ドッグの「チャンネル」ダイアログを表示し、青チャンネルを右クリック。
表示されたメニューで「チャンネルを複製」をクリック
2-空堂内

2)空を山や建物から区別する
「青チャンネルのコピー」を表示させ、メインメニューの「色」から「しきい値」をクリック。表示された「しきい値画面」でしきい値を変えて④⑤、山や建物を黒くする
3-空堂内

こんな感じの映像にする
4-空堂内

3)空を選択
ツールの「色域選択」を選び空をクリック。空を選択する
5-空堂内

クイックマスクモードにして、建物の中の誤選択部分を選択外にする。
ツールは「筆」、色は黒、筆のサイズは250程度で行う
6-空堂内
空を選択した
7-空堂内

3.空をコピー、貼り付けして「空」レイヤーを作る
チャンネルダイアログで「青チャンネルのコピー」を非表示とする
レイヤーは元絵を選び、メニューの「編集」から「コピー」、「編集」から「貼り付け」
8-空堂内

レイヤー名は「空」とする
9-空堂内

4.空を再現する
空レイヤーを選ぶ。
メニューの「色」→「レベル」と進み、表示された「レベル画面」で黒レベルと中点レベルを変え、イメージの空とする
10-空堂内

空を再現した(この後、更に「色相-彩度」などで色を修正して空をイメージに近づけることができる)
レイヤー相互の位置関係を変えないため、連結しておくこと(連結はレイヤーを作った後、直ちに行う方が良い)11-空堂内

6.堂内を選択する(ここから堂内の明るさ再現が始まる)
「元絵のコピー」レイヤーで作業をする。
1)「しきい値」で堂内とそれ以外に分ける
メニューの「色」→「しきい値」とし、しきい値のレベルを調整して、堂内以外の大部分が白(堂内は黒)となるようにする。
12-空堂内

2)堂内を選択範囲とする
ツールボックスの「色域選択」を選び、堂内の黒い部分をクリック。堂内を選択する13-空堂内

ツールを方形選択とし、選択モードを「交差選択」として、堂内を囲い、堂外の部分は非選択とする。
14-空堂内

クイックマスクモードを「オン」として、ブラシで色を白として、塗りつぶし堂内をすべて選択範囲とする
15-空堂内

表示倍率やブラシのサイズを変更しながら、堂内すべてを選択範囲として行く
16-空堂内

選択部分の周辺は少しはみ出しても良い(はみ出した方が後の加工がし易い)
32-空堂内

3)堂内部分を別レイヤー(「堂内」)として作成
「元絵」レイヤーを選び、メニューの「編集」から「コピー」「貼り付け」。名前は「堂内」とする18-空堂内

19-空堂内

4)堂内の明るさを再現
「堂内」レイヤーにて、メニューの「色」→「レベル」と進み、「レベル画面」を表示
20-空堂内

堂内の光が再現されるように、「白」レベル「中点」レベルを調整する(この後、色相-彩度などを使い更に調整することもできる)。
21-空堂内

堂外が選択されておれば、画像修正により白っぽくなっているので(その部分はすぐわかる)、消しゴムで消す。消した部分には「元絵」レイヤーが表示される
34-空堂内

7.完成
35-空堂内

完成

カテゴリー: GIMP タグ: パーマリンク

GIMPフォトレタッチ演習、空を再現し暗い堂内も明るく への2件のフィードバック

  1. Isoo Nishino より:

    すご技にビックリです
    GIMPのフォトレタッチについて何時も井上さんから教えていただいていますがまだ、未挑戦
    こうした修正はRAWではよりうまくできるのでしょうか?

    いいね

  2. 井上哲朗 より:

    勿論RAW画像の方が沢山の情報が含まれているのでよりきれいでしょう。RAWの現像の段階でガンマーなどを変えて行なえると思います。専門家はRAWで行っているのではと思います。

    いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中