GIMP では自分で作った画像をパターンとして登録・使用することができます。
パターンは壁紙など背景画として利用できます。
下図はパターンを使った壁紙の例です
パターンの具体的な使用例としては、、、めくり効果と組み合わせてみました。
では本論に戻り、パターンを作成してみましょう。
1.パターンの元なる画像を作る
画像サイズは作り易い大きさが良いです。最終的には適当な大きさへ縮小して使えば良いのでサイズにはこだわりません。ここでは300×270のエイリアンみたいな画像を作りました(GIMP で作って良いし、Inkscape みたいなベクター系のお絵かきソフトで作って、GIMP へ読み込む方法もあります)。
2.パターン画像の作成
パターンの画像はお絵かきソフトで作ったものをそのままパターンとしても良いのでが、ここでは元絵を4枚組み合わせてパターンとします。このような画像とすることで、GIMP におけるパターン塗りでパターンがどのように組み合わされて行くのかが理解し易いと思います。
1)パターン用キャンバスを作る
パターン元絵を並べてパターン画像つくるためのキャンバスを開く
作成したキャンバスにガイド線を表示して、元絵を並べやすくする。
ガイド線は元画像のサイズ 300×270を並べるための間隔とした。
なおこのときガイド線表示と、ガイド線への画像のスナップを有効にしておく。
(ガイド線表示の230は320の間違いです)
2)元絵をガイド線を基準に貼り付ける
パターンの中心となる位置に元絵を貼り付ける。画像はガイドにスナップするので正確に貼り付け易い。
元絵を同様に4個貼り付ける。これがパターンの中心となる。
貼り付けで作成された各レイヤーにわかり易い名前を付けておくと操作し易い。
3)貼り付けた元絵の色を変える
4個配置されたそれぞれの元絵の色と変えて変化を作る。
ここでは右上の画像の色を変える。ツール「ファジー選択」で胴体部分の黄色をクリックして選択し、別の色で塗る(青色とした)。
同様に目の部分を(赤)選択し、黄色を塗り黄色の目とする。
右目も同様に黄色とする。
4)パターン画像を更に加工(パターンの隙間を減らすため)
左下の緑の画像をコピーして右上隅に貼り付ける(ガイドにスナップ)
レイヤーに「右上隅」と名前を付け、またレイヤーの位置ずれを防ぐため連結する。
同じように右下の画像は左上に、左上の画像を右下に、右上の画像は左下に、ガイドに沿って貼り付ける。
5)更に加工(左右の端、上下の端にも画像を貼り付け表示させる)
右下の黄色の画像を右端に貼り付ける、貼り付けは画像の中心にクロス(十字)マークが出るので、キャンバスのガイド線のクロスした場所に貼り付ける。
同様に左端にも黄色の元絵を貼り付ける(この左右の画像はパターンとして塗られたときに一体となり表示される)。
6)画像を切り抜いてパターン画像とする
貼り付けた範囲、ガイド線で言えば、横は0から1280の範囲、縦は0から1120の範囲で切り抜く。
7)画像をパターンサイズに縮小
作成した画像を縮小してパターンとして書き出し保存します。どの程度にするかは悩ましい問題ではありますが、ここでは300×263としました。パターン画面サイズは、普段使う画像画面サイズの10分の1以下の大きさが良いのではと思います。
3.パターンファイルの格納
1)パターン画像としてエクスポート
最終的にはGIMP のパターンフォルダに格納する必要がありますが、ここではデスクトップへパターンファイルとして、エクスポートしました。パターンファイルの説明はパターンを確認するとき役立ちますので、きちっとご記入ください。
2)パターンフォルダへ格納
デスクトップにエクスポートされたパターンファイルをパターンフォルダ( patterns )へドラッグ&ドロップで入れます。
パターンフォルダはユーザーの「 .gimp-2.8」フォルダにあります。
4.GIMP へ新規 パターンの読み込み
開いているGIMP 画面からパターンファイルの再読み込みを行います(GIMP を再起動しても読み込まれます)。
新規 パターンの読み込みには関係ないんですが、先ずパターンで塗るためのキャンバスを新規に開きました。ここでは1600×1200の白いキャンバスを作りました。
いよいよGIMP へ新規 パターンを読み込みます。
メニューの「ウィンドウ」で「ドッキング可能なダイアログ」として表示される「パターン」から再読み込みが行えます。読み込んだパターンの確認は作成時に記入した「パターンの説明」で確認できます。
5.新規パターンで塗る
では白のキャンバスに新規のパターンを塗ってみます。
私の場合はGIMPでの画像加工は4000サイズ以上のカメラ精細画像で行ってますので、まあまあの模様となります。
GIMP などで画像加工をするときはできるだけ大きなサイズ、圧縮されたない画像で行うことが望ましいと思います。
切抜きを行う場合を例にとれば、生じる画像範囲選択の誤差は大きな画像で操作しても小さな画像でも行っても同じと思います。しかし大きな画像であれば、必要サイズに縮小すると誤差もまた同じ割合で縮小されますので、より目立たなくなります。
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