GIMP、レンズ効果を使う(静止画)

GIMP にフィルターとして組み込まれている機能、「レンズ効果」を使ってみましょう。
このような効果はレンズアダプターを用いることで物理的にも可能なようで製品も売られているようです(宙玉レンズと云うらしい)。
次の写真は、ネットで探したその効果写真と発売されているらしいレンズアダプター(宙玉レンズ)です。
宙玉効果 (2) 宙玉効果 (1)

GIMP で作った凸レンズ効果の画像は以下のようなものです。
44-完成-静止画レンズ効果-2

ではこれをGIPM で実現してみましょう。
レンズ効果はGIMP のフィルターに既定の機能として組み込まれています(メニューから「フィルタ」→「変形」→「レンズ効果」)。
1-静止画

1.レンズ効果の及ぶ範囲を決める
レンズ効果は画面全体にも及ぼすこともできますし、選択範囲を定めて画面の一部にかけることもできます。選択の形は任意ですが矩形か楕円が良いと思います。ここでは矩形選択を使ってみます。
★ 選択範囲の決定はカット&トライで
レンズ効果がイメージ通りかどうかはやってみて確認します(画像により選択範囲により違って見えますので、気に入るまでやり直してください)。選択範囲を決めレンズ効果をかけ(レンズ屈折率を調整して)、気に入らなければ「編集」から「レンズ効果を元に戻す」をクリックして効果を取り消し、再度選択範囲を変えレンズ効果をかけてみます。気に入るまでこれを繰り返します。
5-静止画21-静止画20-静止画

始めに帰って、選択範囲設定からやり直し
22-静止画

2.凸レンズ効果範囲をパスに保存
効果の設定を終えたら、その効果の及んでいる範囲を保存します。凸レンズ効果は画像を変形するだけでなく、明るさやボケ具合をも加味することにより効果が際立ちます。このため効果範囲を保存しておきましょう。
1)選択範囲を保存
選択範囲は画像の凸レンズの及んでいる範囲を選択するために保存しておきます(画像処理の範囲ではありません)。メニューから「選択」→「選択範囲をパスに」として保存。23-静止画

2)凸レンズ効果範囲を選択してパスに保存
レンズ効果範囲または範囲外を選択して、明るさやボケ具合などのフォトレタッチを施して、凸レンズ効果範囲を高めるための範囲です。パスに保存しておけばやり直しなどの作業に便利です。
凸レンズ効果範囲は、ツールの楕円選択を選んで矩形選択範囲の隅からドラッグして行えば簡単に選択できます。そしてこの範囲もパスに保存します。
24-静止画
12-静止画

3.凸レンズ範囲の画像加工(一例です、他の方法でも加工できます)
ここではレイヤーマスクとレイヤーモードを使い、凸レンズ範囲を際立させてみましょう。
1)レイヤーを複製して、レイヤーマスクを追加する
メニューの「レイヤー」から「レイヤーの複製」としてレイヤーを複製する30-静止画

複写したレイヤーに黒のレイヤーマスクを追加する。
レイヤーマスクを追加するレイヤーを選んで、メニューの「レイヤー」から「レイヤーマスク」→「レイヤーマスクの追加」をクリック。
「レイヤーマスクを追加」画面が開きますので「完全透明(黒)」を選んで「追加」
32-静止画33-静止画

2)透明レイヤーマスクに「凸レンズ効果範囲」の不透明部分を作成、複製をつくる
透明なレイヤーマスクの凸レンズ効果範囲を不透明とします。
レイヤーマスクをクリックして選び、ツールボックスで「塗りつぶし」を選択。描画色を「白」とし②、画像域で選択範囲(凸レンズ効果部分)をクリックして選択範囲を「白」で塗りつぶします。
レイヤーマスクに凸レンズ効果範囲の不透明部分ができました(白くみえる部分)。
34-静止画

このレイヤーを複製します。
36-静止画

3)レイヤーモードを使い画像を際立たせる
上のレイヤーのレイヤーモードを「スクリーン」に、中のレイヤーのモードを「オーバーレイ」にする。それぞれの「レイヤーの不透明度」を調整して画像を整える。
37-静止画レンズ効果-梅雨の晴れ間

4)背景画像の調整
更に背景(レンズ効果の外側)を「ぼかす」とか「暗くする」などで画像を控えめにするとレンズ効果が強調できます。背景を若干ぼかし、暗くしてみました。
① パスからレンズ範囲を再度選択する
ダイアログで「パス」を選び、レンズ効果選択のパスを右クリックして、「パスを選択範囲に」をクリックして選択範囲を再現する。
40-静止画

② 背景を選択
41-静止画選択範囲を反転する。メニューから「選択」→「選択範囲の反転」

 

 

③ 背景(レンズ効果範囲外)をぼかす

メニューの「フィルタ」→「ぼかし」→「ガウスぼかし」と進み、「ガウスぼかし」画面でぼかす量を調整。

42-静止画

④ 背景(レンズ効果範囲外)を少し暗くする
メニューの「色」から「色相-彩度」を選び、「色相-彩度」画面で「輝度」と「彩度」を少し下げてみた
43-静止画

完成
44-完成-静止画

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