GIMP、レイヤーモードを使った簡易画像補正

写真は目で見たようには写りません。生き物の目は数億年に亘る進化の結果であり、生存に役立つ見え方、見たいものが見えるようになっています。しかしカメラは人の目に比べまだまだ単純な機能でしかありません。このため、私のようなせっかちで素人の写す写真は、失敗写真の山です。「フォトレタッチ」アプリは欠かせません。
GIMP でお世話になっているレイヤーモードを使う画像補正について書いてみます。8-レイヤーモード 25-レイヤーモード

振り返ってみるとレイヤーモードを使った画質補正は今までのブログの中に7回も書いていました。
簡単画像補正失敗写真を見れるように加工する写真をきれいにしてjpeg画像で保存する暗い部分を目立たせる花みずきをイメージ通りに簡単画質補正(明るさ、透明感)、フォトレタッチ(パンをおいしく見せよう)

今回はレイヤーモードのみでの補正として書きます。
先ず補正する画像を読み込み、複製します。そしてレイヤーが個別に動かないようにロックします。レイヤーを右クリックし、表示されたメニューで「レイヤーの複製」をクリック。各レイヤーの表示マーク(目玉)の右をクリックして鎖マークを表示。2-レイヤーモード3-レイヤーモード

普通はレイヤー複製は2回も行えば十分ですが(2個レイヤーを複製)、今回のように暗い、露出不足の場合は2個以上あった方が良い場合もあります。
4-レイヤーモード

画像を明るくするには複製したレイヤーのレイヤーモードを「スクリーン」にします。一番上のレイヤーを選び、モードを「スクリーン」にする5-レイヤーモード

やや明るくなりました。
6-レイヤーモード

2番目、3番目のレイヤーもレイヤーモードを「スクリーン」にしてもっと明るくしました。明るすぎる場合はレイヤーの不透明度を調整して、適当な明るさにしてください。
7-レイヤーモード

完成です
9-レイヤーモード8-レイヤーモード

普通は最上部レイヤーのモードを「スクリーン」、次のレイヤーを「オーバーレイ」にして、コントラストの良い写真へと修整することが多いと思います。
26-レイヤーモード

25-レイヤーモード

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8-レイヤーモード

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GIMP、レイヤーモードを使った簡易画像補正 への4件のフィードバック

  1. Isoo Nishino より:

    いつも役立つ情報をあげていただいてありがとうございます。最近はついつい簡便なスマホ写真に頼りがちでカメラを手にすることが少なくなりました。こういう写真の修正が出来ることで逆にカメラを手に取ってみたいと思います。

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    • 井上哲朗 より:

      パソコンが携帯端末化してきていますので多くのことがスマートフォンで済ませるようになりました。しかしパソコンでなければできないことも多いと思います。

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  2. ピンバック: GIMP の使い方 – Site-Builder.wiki

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